実行委員長 高馬 京子(明治大学)
日本記号学会第37回大会を2017年5月20日(土)、21日(日)の二日間、明治大学で開催致します。
今回は「『モード』の終焉?―デジタルメディア時代のファッション記号論(仮)」と題して、ロラン・バルトの『モードの体系』出版から50年を迎える今年、当時は想像もしなかったであろうデジタルメディアが隆盛する今日のファッションの形成と伝達について多角的に考えます。
バルトの『モードの体系』の時代のモード、すなわち、デジタルメディア以前、主流としてファッション企業、マスメディアが生成し、一方方向的に発信していた大文字のMode(「モード」)に対し、現代のような小文字のmodesを局所的かつ双方向的に生成、伝達させるデジタルメディア時代のファッションはどのように検討していけばよいのか、さらには、ファッション形成・伝達メディアの多様化に伴い、ファッション流行と着用者のアイデンティティ形成の関係はどう変化したか等、デジタルメディア時代のファッション記号論について多角的に議論します。
※詳細については、追ってご案内致します。