「モードの終焉?―デジタルメディア時代のファッション」
(東京都千代田区神田駿河台1-1)
日本記号学会第37回大会を2017年5月20日(土)、21日(日)の二日間、明治大学で開催致します。
今回は「モードの終焉?―デジタルメディア時代のファッション」と題して、1948年に『1830年のモード』をまとめたA.J.グレマス生誕から100年、ロラン・バルトの『モードの体系』出版から50年を迎える今年、当時は想像もしなかったであろうデジタルメディアが隆盛する今日のファッションの形成と伝達について多角的に考えます。
バルトの『モードの体系』の時代のモード、すなわち、デジタルメディア以前、主流としてファッション企業、マスメディアが生成し、一方向的に発信していた大文字のMode(モード)に対し、現代のような小文字の複数のmodesを局所的かつ双方向的に生成、伝達させるデジタルメディア時代のファッションはどのように検討していけばよいのか、さらには、ファッション形成・伝達メディアの多様化に伴い、ファッションと着用者のアイデンティティ形成の関係はどう変化したか等、デジタルメディア時代のファッションについて多角的に議論します。
みなさまのご参加を心よりお待ちしています。
5月5日(金)必着で、大会実行委員会[37taikai@jassweb.jp]までEメールにてお申し込みください。
なお当日受付にて会員・一般ともに参加費(資料代含む)として1,000円をお支払いいただきますようお願いします。
参加費:会員・一般=5,000円/学生=3,000円
(当日、会場受付にてお支払いください)
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
②駿河台キャンパス内ガイドマップ:
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/campus.html
13:00 受付開始
13:30 - 14:00 総会
14:20 - 14:40 問題提起:高馬京子大会実行委員長(明治大学)
14:40 - 17:00
第1セッション「紙上のモード――印刷メディアと流行」
平芳裕子(神戸大学)
小林美香(東京国立近代美術館)
高馬京子(明治大学)
成実弘至(京都女子大学)
司会:佐藤守弘(京都精華大学)
17:30 - 20:00 懇親会(明治大学リバティータワー23F宮城浩蔵ホール)
10:00 - 12:15
学会員による研究発表 ★
分科会A:リバティータワー7F1075教室
分科会B:リバティータワー7F1076教室
(12:15 - 13:30 昼食休憩)
13:30 - 14:40
第2セッション「ストリートの想像力―<HARAJUKU / SHIBUYA>」
高野公三子(ACROSS編集部 文化学園大学)
司会:水島久光(東海大学)
15:00 - 17:40
第3セッション「デジタルメディア時代のファッション」
須藤絢乃(アーティスト)
大黒岳彦(明治大学)
吉岡洋(京都大学)
司会:高馬京子(明治大学)
17:40 閉会の辞:前川修会長(神戸大学)
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大久保美花(明治大学大学院)
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大久保美紀(パリ第8大学)