◆アニメーションはいかにして動き、私たちを動かすのか?
アニメとは何か。人はなぜ動いているものに感動するのか。映画とどう違うのか。イメージの運動に感動するのは近代以降の時間意識の変化によるというが、その謎をめぐって、ジブリアニメなどを題材に、アニメ、アニマ、アニミズムなど縦横に論じる。
【主要目次】
- 刊行によせて(前川修)
- はじめに インデックスからアニメーションへ(橋本一径)
- 第I部 アニメーション・アトラスの試み
- anime/animationにおける原形質性の再考察 ― アニメーションにおけるanima概念は有効であり得るか?(小山昌宏)
- 生命のかけらを拾い集める ―『ゾンビランドサガ』からのアニメ文化論(石岡良治)
- 第II部 キャラクターを動かす ― 現代アニメにおける「作画」
- 対談 キャラクターを動かす ― 現代アニメにおける「作画」(林 明美・聞き手:溝口彰子・司会:小池隆太)
- 付記 アニメーター・林明美の仕事について(小池隆太)
- 第III部 アニメーションはアニミズムか?
- イリュージョンとアニメーション ― 現代のロボティクスとの交錯をめぐって(増田展大)
- 溶けるチーズ考 ― 「原形質性」の微視的分析と逆アニメーション学(細馬宏通)
- 第IV部 記号論の諸相
- 学習の方法としての「対話」― パースにおける自己と共同体の成長(佐古仁志)
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A5判並製162頁 定価:本体2,500円+税
発売日 2022.5.31
ISBN 978-4-7885-1774-5
新曜社
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