◆ファッション、モードはどこへ行くのか?
かつてファッションはパリコレや『ヴォーグ』『エル』などに主導されてきたが、現在、ネット上にはインスタグラムなどへの写真投稿による「ファッション」で溢れている。流行はツリーからネットワーク構造に変わったのだ。「転生するモード」の実態と行方について徹底討議する。
【主要目次】
- 刊行によせて(前川修)
- はじめに 問題提起(高馬京子)
- I部 紙上のモード─印刷メディアと流行
- 序文 印刷メディアと流行に対する諸視座(佐藤守弘)
- ファッション誌の技法─イメージ/ことば/設計図(平芳裕子)
- モード(Mode)を構築・伝達する言説─ゲートキーパー像と読者の審級の構築(高馬京子)
- 新しいファッション・メディア研究に向けて(成実弘至)
- II部 ストリートの想像力─HARAJUKU/SHIBUYA
- ストリートの想像力(高野公三子・水島久光)
- クロスロード化するファッション(水島久光)
- III部 デジタルメディア時代のファッション
- デジタルメディア時代のファッション(須藤絢乃・大黒岳彦・吉岡洋・司会:高馬京子)
- 討論・質疑応答
- après-propos―セッションの後に(大黒岳彦)
- 哲学のファッション(吉岡洋)
- 第IV部 記号論の諸相
- 「自己制御」とその極としての「希望」あるいは「偏見」─パースにおける「共同体」(佐古仁志)
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A5判並製192頁 定価:本体2,600円+税
発売日 2019.6.5
ISBN 978-4-7885-1637-3
新曜社
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