- 記号学研究8『テクストの記号論: ことばとかたちのポエティクス』
(1988年9月)
東海大学出版会
【主要目次】
- テクストの声と聴き手(久米博)
- 文学テクストにおける文学記号の諸問題■デリダの挑戦を前にして(森常治)
- テクストの記号論再考(赤祖父哲二)
- 文体学理論の諸相(篠沢秀夫)
- 鰐は絵画のごとくに(山中桂一)
- テクストの物語性■『常陸国風土記』に即した場合(北岡誠司)
- テクスト空間と都市空間■A・シュニッツラー『輪舞』の場合(菊池武弘)
- ■特別寄稿
- 物語情造における〈語り手〉視点導入の意味■自作『夏の砦』の経験を通しての考察(辻邦生)
- 短歌のポエティクス■友則の桜の歌に関する構造的分析を中心に(平賀正子)
- チョーサーの『カンタペリー物語』とその物語構造■ヤコプソンの等価性の原理とその射程を求めて(菊池繁夫)
- マラルメの詩的テクスト(宗像衣子)
- 遊行する精神■テクスト論者としての大手拓次(真田博子)
- 解釈の類型・心の類型(有馬道子)
- 「会話テクスト」の構造と情報の連続性(東山安子)
- 共感覚メタファの心理・語禁論的分析(楠見孝)
- 広告テクストの意味生成の記号論(青木貞茂)
- ビデオ・パフォーマンス実験とテクスト分析(亘明志)
- 卓球ーサービス局面の構造分析(佐々岡潔)
- ■書評
- 室井尚著『文学理論のポリティーク─ポスト構造主義の戦略』(森常治)
- 失われた「かたち」への旅 向井周太郎著『かたちのセミオシス』(室井尚)
- 持田季未子著『生成の詩学─かたちと動くもの』(久米博)
- ジュリア・クリステーヴァ編著、中沢新一他訳『記号の横断』(久米博)
- 編集後記(久米博)
全311頁
刊行年月 1988.9
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/BN02623804