最近の会員の活動を紹介します。まずは、菅野会長より論文の掲載情報を頂きましたので、ご紹介します。
俳句でどのように世界を制作するか ―経験的形而上学への試み―
(『日本語の哲学』哲学雑誌、2008年9月、第123巻、第795号、有斐閣、所収)内容紹介
現代俳句の記号論的構造分析をつうじて、記号機能を営む人間(ホモ・シグニフィカンス)の生の営みを解明する試み。
次に、会員の檜垣立哉さんの著書が刊行されましたので、ご紹介します。
賭博/偶然の哲学
(河出書房新社、2008年10月)
内容紹介
偶然をめぐる論理と倫理を、競馬予想を切り口に気鋭の哲学者が斬新に考察。賭博の本質にせまりつつ、ドゥルーズ、フーコー、九鬼を、そしてリスク社会を論じながら、生そのものが何かを問う。あざやかな思考の挑発。