リトアニアで11月に開催されるシンポジウムの発表者募集を会員の高馬京子さんから頂きましたので、ご案内します。
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リトアニアで11月に開催されるシンポジウムの発表者募集を会員の高馬京子さんから頂きましたので、ご案内します。
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日本記号学会第30回大会が5月8、9日の両日、神戸大学瀧川記念学術交流会館で開催されます。「判定」の記号論を統一テーマにシンポジウムを予定しています。シンポジウム、個人研究発表の詳細プログラムについては、こちらのプログラムをご参照ください。
日本記号学会第30回大会
「判定」の記号論
大会ポスター(PDF, 800kb)
大会プログラム(PDF, 1MB)
日程: 2010年5月8日(土) ,9日(日)
会場: 神戸大学瀧川記念学術交流会館 (神戸市灘区六甲台町1-1)
(アクセスマップをご参照くださいhttp://www.kobe-u.ac.jp/info/access/rokko/bun-ri-nou.htm)
1日目:5月8日(土)
13:00 【開場・受付開始】 瀧川会館2階大会議室
13:30 【開会の辞・総会】14:00−14:15 【実行委員長挨拶・問題提起】 前川 修(神戸大学・芸術学)
14:30−17:30 【セッション1】 瀧川会館2階大会議室
揺れる法廷?——裁判員制度における〈判定〉——
「裁判員制度における判定——集団意思決定の観点から」
藤田 政博 (関西大学・法心理学、社会心理学)
「『ことば』から見た裁判員制度」
堀田 秀吾(明治大学・法言語学、理論言語学)
「裁判員制度に見る判定の論理——メディアの観点から」
山口 進(朝日新聞GLOBE副編集長)
+神戸大学大学院教育改革プロジェクト(協賛)
18:00 懇親会 瀧川会館1階食堂
2日目:5月9日(日)
10:00−11:00 研究報告
11:15−12:15 研究報告
13:30−14:40 【セッション2】 瀧川会館2階大会議室
判定の思想——《最後の審判》から生命の判定まで——
岡田温司(京都大学・美術史)×対論者 檜垣立哉(大阪大学・哲学)
15:05−16:25【セッション3】瀧川会館2階大会議室
近代スポーツの終焉?——判定の変容、裁かれる身体の現在——
稲垣正浩(「ISC・21」主幹研究員/神戸市外国語大学客員教授・スポーツ史・スポーツ文化論)×対論者 吉岡洋(京都大学・美学)
本会名誉会員の森常治氏が、ケネス・バークの主著を訳出されましたので、ご紹介します。
ケネス・バーク『動機の修辞学』
森常治訳 (晶文社、2009年11月)
(リトアニア)ヴィタウタス・マグナス大学
日本学研究センター
高馬 京子
「グローバル化と電子メディアの影響のもと拡大するイメージ化された諸自己やイメージ化された諸世界が、私たちの認識や行動基準として大きな力をもつようになった」 現代において、「日本」を理解するためには、自己の視線からだけではなく、外国という他者の視線からも「日本」を研究する必要なのではないだろうか。また、不変的であると同時に可変的でもある「イメージとしての日本」を把握することは、学術的のみならず社会的にも日本と諸外国の異文化理解を推進することにもなるのではないか。
このような問題意識の下、2009年10月15,16日に、筆者が勤務するヴィータウタス・マグヌス大学日本学センター(リトアニア・カウナス)では、国際交流基金助成プログラムとして、国際シンポジウム『イメージとしての日本―日欧の交差する視点』を開催した。当センターでは、同テーマについて2007年、2008年と東芝国際交流財団助成プログラムとしてシンポジウム及び成果出版を発表し続けており、同テーマでシンポジウムを開催するのは、本年度で3回目となる。開催前日は10月中旬にも関わらず、北の国リトアニアでさえもまれにみる初雪と突風に見舞われ、海外からの参加者の来リが心配されたが、シンポジウム当日は雪もやみ、無事シンポジウムを開催することができた。開会式では、このシンポジウム開催を応援してくださったリトアニア在日本大使館の明石美代子大使から、また、日本からもインターネットを通して、当シンポジウム学術委員会のメンバーの一人である大阪大学北村卓教授からも激励の言葉を頂いた。
シンポジウムでは、2日にわたり、日本、アメリカ、欧州各国(イギリス、エストニア、オーストリア、スエーデン、ドイツ、フランス、ラトビア、リトアニアなど)から集まった発表者計20名によって、同テーマについて様々な国の観点、分野からの議論が繰り広げられた。日本記号学会からも池上嘉彦教授、兵庫県立大学小野原教子准教授らが現地参加して下さった。また、インターネットを通して記号学会会員である池田淑子氏にもご参加頂いた。シンポジウムは池上教授、ウィーン大学セップ・リンハルト教授、岡山大学中尾知代准教授、オハイオ大学のアルギス・ミツクーナス教授らがチェアマンを引き受けて下さった4つのセクション(メインテーマはそれぞれ「ことば、言説を通してみるイメージとしての日本」「芸術におけるイメージとしての日本」「物語(文学、映画)におけるイメージとしての日本」「宗教、政治的観点からみたイメージとしての日本」)から構成され、学際的、国際的な視点から、多角的に日本のイメージについて議論を行うことができたのは大変有意義なことであった。この場をお借りして、助成してくださった国際交流基金、参加して下さった皆様、残念ながらお越し頂けなかったが学術委員としてご支援頂いたヨーロッパ日本研究協会会長ハラルド・フース教授、パリ第7大学セシール・坂井教授、また、この情報を告知して下さった日本記号学会の皆様に心よりお礼申し上げたい。本シンポジウムの結果論集は、2010年3月に発刊予定である。
(詳細プログラムは、http://www.viduje.lt/?q=node/2705からダウンロード可能)
*1 伊藤公雄『イメージとしての<日本>05 海外における日本のポピュラー受容と日本研究の現在』、大阪大学21世紀COEプログラム「インターフェイスの人文学」2006年、p.2
研究プロジェクト企画募集の主旨
本会は人間諸活動における記号の働きを多様なアプローチの協働のもとに解明していこうという目的で設立され、以来28年にわたって活動を続けてまいりました。そうした伝統は現在でも継続され、さまざまな分野の研究者・実務家の方々が新規に入会されてきております。このような本会の特色を生かし、会員相互の交流を図り、多様な分野の専門知の協働という目的を達成していくこと、さらに日常的な活動を充実し、学会活動の活性化を図っていきたいという思いから、新たに「研究プロジェクト制度」を設けることとなりました。なお、本制度の原資としては、故川本茂雄氏(元会長。フランス語学、言語学)の遺族からゆだねられた基金(「川本基金」)を活用していきたいと考えております。研究プロジェクトの募集は下記の要項で行います。学会の活動に新しいエネルギーを注ごうとする意欲ある個人とグループによる積極的な応募を期待しております。
<研究プロジェクト企画・第2回募集要項>期限を問わず常時応募を受け付けます
1 研究プロジェクトのカテゴリー
A 個人研究プロジェクト助成 5万円程度
B グループ研究プロジェクト助成 10万円程度
A、Bとも、応募のあったプロジェクト案から理事会(審査委員会)による審査を経て、若干件を採用する。
2 助成する研究プロジェクトの内容(および会員等の参加)
論文執筆、ワークショップ、研究会、パフォーマンス、インスタレーション、講演会など。いずれも本研究プロジェクト企画の趣旨に沿ったものであること。講演会、シンポジウム、研究会などの企画の場合は本会会員間の交流の他、新規会員の獲得に資するような内容であること。なお、会員への告知は地域別(首都圏、関西圏、その他地域)会員宛に事務局からハガキで周知するほか、本会のホームページ上でも公開する。
3 研究成果の報告 プロジェクト案が採用された個人やグループは、研究プロジェクト終了後に研究成果を文書によって報告する。個人プロジェクトの場合、研究成果を研究大会における発表、論文の投稿などにより公開する。
4 応募締切はありません。 常時受付中です。
5 採否の決定 理事会(研究プロジェクト審査委員会)での審査を経て応募者(代表)に通知します。
6 応募用紙送付先 日本記号学会事務局
(169-0075 東京都新宿区高田馬場3-8-1 東京富士大学岡本研究室気付)
7 応募の資格 本会会員。グループの場合はメンバーのうち半数以上が本会会員であること(なお、会員であっても当該年度までの会費未納である場合は会費を払った上で応募してください)。
応募用紙・研究成果報告書は本会ホームページからダウンロードするか、事務局まで請求してください。
日本記号学会ホームページ http://www.jassweb.jp/
事務局(岡本宛) メール okamotok[at]fuji.ac.jp ([at]を@に変えて送信してください) または FAX :03-5386-3456
会員の高馬京子さんから、リトアニアで行われる国際シンポジウムの論文募集と実施概要の情報を頂きましたので、ご紹介します。
2009年10月15日、16日に、シンポジウム『イメージとしての日本ー日欧の交差する視点』が、リトアニアVytautas Magnus Universityの日本学研究センターで開催されます。2010年3月にシンポジウムでの発表からいくつかの論文が出版される予定です。発表は英語となりますが、遠方の方はスカイプを使ったepresentationでの発表も可能ですので、ふるってご応募ください。
シンポジウムの実施概要と論文の応募用紙は、以下のウェブサイトでご確認いただけます。
Call for Papers! Japan as Images: Crossing Viewpoints of Europe and Japa
http://www.studykaunas.eu/?q=node/1399
日本記号学会第29回大会が下記のとおり開催されます。
会員のみなさまは、もちろん、一般の方の参加も歓迎です。
ぜひご参加ください。
大会テーマ:
「いのちとからだのコミュニケーション―医療と記号学の対話」
期日:2009年5月16日[土]、17日[日]
参加費[資料代]:1,000円
会場:東海大学伊勢原校舎一号館(医学部棟)2階講堂Bほか
神奈川県伊勢原市下糟屋143
http://www.icc.u-tokai.ac.jp/
協力:東海大学医学研究科

スケジュール詳細
5月16日(土)
13:00 会場・受付開始
13:30 開会の辞・総会 <メイン会場 1号館2階講堂B>
14:00〜14:30
実行委員長挨拶・問題提起
水島久光 [東海大学文学部・メディア論]
14:45〜17:30
セッション1 「からだといのちを認識することについて」
基調報告(1)
今井裕 [東海大学医学部・画像診断学]
小林昌廣 [情報科学芸術大学院大学・医療人類学]
基調報告(2)
有賀悦子 [帝京大学医学部・内科学(緩和医療)]
近藤卓 [東海大学文学部・心理学]
ディスカッション
今井裕・小林昌廣・有賀悦子・近藤卓
18:00 懇親会 [東海大学医学部2号館レストラン望星台]
5月17日(日)
10:00〜11:00
研究報告I
・分科会(1)<会場 1号館6階 6F11教室> 司会 前川修 [神戸大学]
「基礎情報学における情報概念とソシュールにおける言語記号の恣意性の親近性」
桑原尚子 [東京大学大学院]
「習慣形成としての<情報>の身体化―パースとの関連で―」
佐古仁志 [大阪大学大学院]
・分科会(2)<会場 1号館6階 6F12教室> 司会 小池隆太 [米沢女子短期大学]
「テレビゲームにおける身体性の問題」
河田学[京都精華大学・京都造形芸術大学非常勤講師]+松本健太郎 [二松学舎大学]
「バーチャル思考の記号構造について」 江川晃 [日本大学]
11:15〜12:15
研究報告II
・分科会(1)<会場 1号館6階 6F11教室> 司会 前川修 [神戸大学]
「どもるということ」
太田純貴 [京都大学大学院]
「表現における他者依存性に関する考察〜Sophie Calle 『眠る人々』および『Cromatique Diet』の表現を参考に〜」
大久保美紀 [京都大学大学院]
・分科会(2)<会場 1号館6階 6F12教室> 司会 小池隆太 [米沢女子短期大学]
「記号解釈者としての生命とシステム階層」
西田洋平 [東京大学大学院]
「記号論的医学への道:ScienceとArtの二項対立を超えて」
棟方充 [福島県立医科大学]
13:30〜15:00 <メイン会場 1号館2階講堂B>
セッション2 「病院とアート―医療はどのように表現されうるのか」
ビデオ報告 Venzha Christ(アーチスト:インドネシアHONF)ほか
解説 吉岡洋 [京都大学・美学]、小林昌廣
15:15〜17:30
セッション3 「医療情報とその社会的共有」
小林広幸 [東海大学医学部・臨床薬理学]
牧田篝 [医療ボランティア・コーディネーター]
長谷川聖治 [読売新聞編集局科学部次長]
司会:水島久光
17:30
総括・閉会の辞
9月にスペインのコルーニァで開催される国際記号学会のお知らせです。
すでに、立派なウェブサイトが立ち上がっており、申し込みの締切などが告知されています。
10TH WORDL CONGRESS OF SEMIOTICS
http://www.semio2009.org/semiotica/
日時:2009年9月22日〜26日
場所:コルーニァ(スペイン)
日本記号学会からは、日本文化に関するラウンドテーブルを計画しています。日本からの個人発表も、なるべく多くの参加が期待されています。
国際学会は早く申し込むほど参加費や宿泊などが有利になっていますので、お早めにご検討ください。
コルーニァは、いわゆるガリシア地方の古い町で、文化的、観光的にも非常に興味深い所です。みなさんお忙しいとは思いますが、ぜひ、ご参加をご検討ください。
最近の会員の活動を紹介します。まずは、菅野会長より論文の掲載情報を頂きましたので、ご紹介します。
俳句でどのように世界を制作するか ―経験的形而上学への試み―
(『日本語の哲学』哲学雑誌、2008年9月、第123巻、第795号、有斐閣、所収)
内容紹介
現代俳句の記号論的構造分析をつうじて、記号機能を営む人間(ホモ・シグニフィカンス)の生の営みを解明する試み。
次に、会員の檜垣立哉さんの著書が刊行されましたので、ご紹介します。
賭博/偶然の哲学
(河出書房新社、2008年10月)
内容紹介
偶然をめぐる論理と倫理を、競馬予想を切り口に気鋭の哲学者が斬新に考察。賭博の本質にせまりつつ、ドゥルーズ、フーコー、九鬼を、そしてリスク社会を論じながら、生そのものが何かを問う。あざやかな思考の挑発。
5月、6月に刊行されました学会員の著書を紹介します。1冊目は水島久光さんの著書『テレビジョン・クライシス』(せりか書房、2008年6月)、2冊目は青木貞茂さんの著書『文化の力』(NTT出版、2008年5月)です。著者からコメントとあわせてご紹介します。ぜひ、書店などでお手に取り、ご覧下さい。
水島久光『テレビジョン・クライシス』
せりか書房、2008年6月
ここ数年で、テレビの社会的ポジションは明らかに変わった。不祥事、不信、テレビ離れ。融合の名のもとに放送を呑み込もうと虎視眈眈の通信事業者。しかしそもそもメディアはこのようなパワーゲーム的文脈で語られるだけでいいのだろうか。本書は、過去5年間に起こったテレビ事件簿と様々な機関で実施された調査を読みなおすことから、記号環境としてメディア・システムをリ・デザインする視座を提案する。それは私たちと情報テクノロジーとの意味関係を、コンタクト(接触)次元から問い直す、実践的かつ思想的な冒険でもある。
青木貞茂『文化の力―カルチュラル・マーケティングの方法』
NTT出版、2008年5月
現在、これまでの日本の生活・消費文化を基本から問い直し、新たなパラダイムを提示することが真剣に求められている。特に、グローバルな文脈の中で日本独自の「豊かさ」と日本型生活様式の完成に貢献できる新しいマーケティング発想とノウハウが求められている。
そこで、本書において消費における日本の特徴を規定する深層の基底構造を原理的に明らかにしようとした。マーケティング、広告関連の専門書では、ヒットの要因をあくまで流行という短期的サイクルから分析してきた。あるいは、すぐれた企業のマーケティング戦略や、経営マネジメントとして捉えてきた。本書ではあえて、この点には直接はふれず、日本の消費、マーケティングがとるべき道について長期的観点から構造的に論じた。本書では、日本の消費について文化と歴史の観点から豊かさを「生活様式」として再検討し、五感全体に関わる生活のエスセティクス再編成に向けて第一歩を築くことを目標とした。
「マーケティング」と「文化」は、実務と教養という相容れない領域であった。しかし、文化パワーが台頭する現代において、水と油であった両者が融合し、新たな理論、思想が求められるようになった。ビジネスの世界にあって文化への理解とセンスが必要とされ、文化の世界にビジネス知識と発想が求められているのである。言い換えれば、文化全般についての教養力がビジネスパワーへとつながる時代になったということである。
本書は、このように分断されてきた「マーケティング」と「文化」の間の架橋となるものであり、記号、シンボルの視点に立って新たなマーケティング原理としての「カルチュラル・マーケティング」を提唱したものである。